すっかりブログをサボっていたけれど
久々に“何か”書き留めたくなることがあって復活!
後で、抜けている分の日記?月記?を書くとして…
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インターネット情報で 『ハーブ&ドロシー』 という
アートドキュメンタリー映画がすばらしいという話を知り、
観てみようと思った。
この作品はアメリカ(ニューヨーク)ではロングランを記録し
いろんな映画祭で数々の賞を受賞し、
監督が日本人!(佐々木芽生(めぐみ)さん)であるにも関わらず
何故かやっと来月よりロードショーという不遇な扱い。
しかし、先行上映会という機会があったので
さっそく申し込んでみた。
10月17日(日)11:00~と14:30~の2回上映で
私は午前の方を選んだ。
会場は東京国立博物館平成館大講堂。
<art-Link上野-谷中2010>実行委員会 が主催。
上映後には佐々木監督のトークも設けられている。
暖かな陽射しの下、門の入口で缶バッチをもらい
屋外のチケット売場で予約していた鑑賞券(1500円)を購入し、
大講堂に入った。ちょっと厳かな印象のホール。
ザッと見回すと若い女性が多いかな…(いや、ほとんどかも)な感じ。
それでも年配の男性や、学生さんみたいな男子も見える。
会場は直に満員となった。
11時ほぼぴったりに上映が開始された。
かわいらしい老夫婦が画面に登場する。
なんかゴチャゴチャした部屋の中や
美術展会場みたいな所でインタビューが始まる。
ちょっとした夫婦漫才のような会話が続く。
そしてゴチャゴチャしている…と思われた多くのもの、
壁にかかった針金細工みたいなものや
布をかけられたり包まれてその辺に置かれたもの、
天井からぶらさがっているもの、机の上に積まれたものetc
それらが全て、現代アートのすばらしいコレクションだったのだ。
新婚時代からずっと住み続けているという
アパートの1室に、膨大な量のアートの数々…!!!
一体どうしてこのようなことに???
二人の馴れ初めや、アートそしてアーティスト達との出会い等、
いろんなエピソードが語られていく。
夫:ハーブは郵便局で仕分けの仕事を、
妻:ドロシーは図書館の司書を務めていた。
現代アートのコレクションが夫婦共通の楽しみで
①収入内で買える値段であること
②住居に入る大きさであること
の2点を基準にしていろいろと買い集めていた。
いつしか二人のコレクションは多くの人が知ることになる。
コレクションの中には、売ればかなりの収入になるものもあった。
しかしハーブ&ドロシーは、ただの1点も売ることはなかった。
それは…
…って、全部書くと、まだ観ていない人の楽しみをなくしてしまうわね。
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この映画を観ていて、何故だか不思議と
先月亡くなった義父のことが思い出されてしまった。
義父は古文書や骨董品集めが好きな人だった。
古い家なので、先祖代々継いだ掛け軸やら何かの書や皿とかある。
それらを大事に管理していた。
また、町のお祭りの骨董市には必ず出かけて行って
何か気に入ったモノ…私達から見たらただのガラクタにしか見えないモノを
躊躇せず、パッと買ったりしていた。
まぁ、根が貧乏性だから高価なモノは全く手を付けないので
その辺は安心なんだけれど、大きさや重さは厭わないのが玉に瑕(^^;
いくら「2000円だった!」と言われても
高さが150cm以上もある伊万里焼?の大きな花瓶(だと思う)を
嬉々として購入した時には、家族みんなから
「こんな大きいものどこに置くのよ!」と総スカンを食らったが
義父は「でも、キレイだこて!」と、意に介さなかった。
そういえば、石(岩?)を買ったこともあったのでしたっけ。
で、石の呪い?で高熱を出したこともあったそうだし。
電器屋の主人として真面目に勤め、趣味が骨董集め。
義父の部屋や納戸には、電気工事の備品のほかに
よくわからないモノもいっぱいあった。
「この掛け軸はどこの誰それの作品で…」と薀蓄を垂れることはなく
本当に自分の趣味、好きで集めて楽しんでいた。
まぁ時々、そんなコレクションを何かの折に
床の間やらに飾って披露はするのだけれど、本当に控えめに。
そんな義父のコレクションを、時々「邪魔だ」とは言いながらも
「お父さんの選ぶものは、なんかイイと思う」と義母は言う。
床の間に飾る時には二人で
「向きがもう少し右かな」とか、なんのかんのと言いながら
一緒になってコレクションの晴れ姿?を愛でようとしていた。
でも… 3年前の中越沖地震の際に、多くの骨董品を破損して
心がちょっと折れてしまったのかもしれない。
生きていく楽しみが無くなってしまって
そのせいで人生を終える時間が早まってしまったのかな…
そんな風にも思ってしまった。
ハーブ&ドロシーを観ていて、
この老夫婦が幸せな時間をいつまでも持てるようにと
心から祈らずにいられない。
そんなことも思った。
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映画上映後、監督のトークを聞くというのも初体験だった。
佐々木監督はとてもチャーミングな女性。
ニューヨークではとても有名な老夫婦のことを
もっともっと知りたくなり私財を投じての取材撮影となったそうだが
個人的に
「なんでアメリカの有名な監督とかじゃなくて
日本の、しかもこの作品が初監督な方が選ばれたのだろう」
と疑問に思った。質問しようかとも思った。
そうしたら、同じようなことを考えた人がいて
質疑応答の際出され、佐々木監督は丁寧に答えてくださった。
「ヴォーゲル御夫妻(ハーブ&ドロシー)の所には
たくさんの映画監督から『映画にしたい』と問い合わせがあって
誰にでも「いいですよ」と断ったりしなかったそうです。
すると「それでは資金を集めてから改めて伺います」と答えて帰り…
誰も戻って来なかったそうです。
ところが私(佐々木監督)は映画を作ることが初めての体験なので
資金を作ってからなどという発想すら浮かばず、
「まずは手持ちのビデオで少しずつでも撮っていこう!」と
いきなり作り始めたわけです。
別に、自分が特別に選ばれたわけではなかったんですよ。
資金がどれくらいかかるのかもわからず、
お金がなくなったら映画作りを中断し働いて作り…
ヴォーゲル御夫妻もそんな私のことを気にかけてくださって、
そんな訳で約4年、作製するのにかかりました。」
この映画を撮るのに5000万円程かかったそうだ。
気が遠くなる金額!!
でも、お金以上にこの映画…というか
老夫婦に対する監督の愛情の深さはかかっていると思う。
お金では動かない(揺るがない)自分の思い、というものを感じた。
ある意味、監督とヴォーゲル夫妻は似た者同士なんだと思う。
今まで日本での上映はなかなか叶わなかったそうだが
やっと来月から各地でロードショーが始まる。
私は帰宅後、主人や息子達に
「お母さんが今日観てきた映画ね、
柏崎のお祖父ちゃんを、なんか思い出してしまう
ちょっと面白くてイイ映画だったよ。
今度渋谷へ観に行こう!」
と熱弁を揮ってしまった。
最後になってしまったが、同行してくださった
MさんとRさん、どうもありがとうございました。
そして、主催者側にいらしたTさん。
すばらしい映画を紹介してくださって
ありがとうございました。
11 件のコメント:
お疲れ様でした。ありがとうございました。
いい映画でしたね。
二人の会話に思わず笑いながら
気がついたら涙がこぼれていました。
映画を観ながら
こんな夫婦になりたいなと思っていました。
芸術の秋を堪能した後は、
谷中までの散歩でスポーツの秋。
〆はレタスうどんで食欲の秋と
秋を満喫したひとときでしたね。
りみっとさん、先日はご一緒ありがとうございました。いい映画でしたね、ほんとに。
会場から出た後「うちのお祖父ちゃん思い出しちゃった」と言ってたりみっとさんが印象に残ってました。
ほんとにりみっと家の新潟のお祖父ちゃんお祖母ちゃんは息の合ったヴォーゲル夫妻のようね。
エピソードを読んだだけでも「かわいらしい!」と思ってしまいました。スミマセン失礼しました。。
ヴォーゲル夫妻って、ちょっこし(りみっとさんのまね)ゲゲゲの夫婦にも通じるところがある気がするのは私だけかな?
>落書君さん
日曜日はありがとうございました。
感想もありがとうございます。
ほんわかする良い映画でしたね。
アートの部分よりも
すてきなご夫妻な物語に感じました。
若しかしたら、監督さんの意としたことと
ピント外れな感想を抱いてしまったかも。
谷中のそぞろ歩きは楽しかったです。
レタスうどんは美味しかった!
もう少し野菜が安くなったら
自宅で再現チャレンジしたいと思います。
今度はハックルライブですね。
また、宜しく~♪
>むつらぼしさん
日曜日は楽しかったですね。
お疲れ様でした。
感想もありがとうございます。
図らずも、義父を思い出してしまい
ガラクタのような骨董品と
現代アートとは月とスッポンですが
一生懸命集めて堪能していた姿は
なんか似たものを感じてしまいました。
本人(ご夫婦)が自信を持って
「この作品はイイ!」と誇れるものを
持ち続けられる喜びを感じました。
保管方法が、ちょっとアレなんですが
いつでもソコにあって手に取ると
作品と共に購入の過程も一緒に蘇る。
そんな所がヴォーゲルコレクションなのでしょうね。
そうそう!
私も『ゲゲゲの女房』を思い出しましたよ。
漫画とか妖怪なんて…と
相手にされていないものを
しつこく粘っこく描いているうちに
いつか日の目を見たという所が
なんか似てますよね。
「ウチのお父ちゃんはスゴイ!」と
いつも応援していた布美枝さんと
ドロシーもそっくりです。
Googleアカウントなくても
書き込めるかのチェック。
名前/URL の欄を選択し、
名前だけ記入(画像認識入力は有)で
コメントが反映されるか否か…
こんにちは。
お言葉に甘えてお邪魔してみました。
いい映画だったようですね。
う~ん、字幕付き?
いまだ、そこに抵抗を感じる私。
来月、観ようか観まいか迷っています。
また、今度会った時にいろいろ教えてください。
丁寧に教えてくださってありがとうございました。
>くすくすさん
書き込みチャレンジありがとうございます。
心がホンワカする映画でしたよ。
アートはちょっとわからなかったけれど
でも「この作品が好き!」という
信念みたいなものは感じました。
とことん愛しているというか…
けれども、アートコレクターの姿より
同じ趣味を持つステキなご夫婦の物語風に
私は観てしまったかなぁ。
字幕の映画ですが、けっこう短文です。
多分『超訳』みたいな感じだと思う。
普通の言葉(会話)の字幕でした。
もしアテレコにするなら…
『まんが日本昔ばなし』風かな。
ハーブ⇒常田 富士男
ドロシー⇒市原 悦子
???あれっ??
アテレコで思い出しちゃった!
乱太郎としんべえ。
きゃははは・・・・。
関係ない話ですみません~
>むつらぼしさん
きゃははは!!!やったわねぇ(^^;
アレって二人まででしたっけ?
もっと大勢でできたなら
うどん部とかでまた行って
皆でチャレンジしてみたいなぁ!
って、話がどこに転がってる???
温厚そうなお父上ですね。
そんなお父上を亡くし、ご家族の皆様は、
さぞかしお寂しいことでしょう。
心からお悔やみ申し上げます。
当地は今日からぐっと寒くなりました。
せめて週末の四十九日法要が小春日和となりますように。
>永遠さん
温かい言葉、ありがとうございます。
義父はとても良い方で
息子達も皆、大好きでした。
もうすぐ四十九日ですが
まだ信じられない気分です。
法要にはたくさんの親族が集まり
また数日賑やかに過ごすことと
成りそうですが
日中独りになる義母が心配です。
こまめに電話とかしたいと思っています。
お天気のことも心配ですよね。
本当に、晴れるといいな。
風邪もひきませんように。
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