2009年7月18日土曜日

つばさ 第16週「嵐の中で」

今週の『つばさ』は… 切なかった。


<あらすじ>
つばさたちの住む川越に台風が近づいていた。
そんなある日、河川敷に住むホームレスに
取材をしているみちるを見かける。
みちるは真瀬の亡き妻の親友であり
真瀬の学友・ライバル的存在の女性だ。
他局のラジオパーソナリティーをしており
こういう社会テーマなども発信していきたいと
わざわざラジオぽてとにまで足を伸ばして
真瀬を煽ってみたりする。
そこにつばさの恋人であり、Jリーガー選手
(但し右足負傷のためリハビリ中)の翔太が
ホームレスの写真を見て動揺する。
そのホームレスは、10年前に離婚で別れた
大手商社に勤めているはずの父であった。
翔太は河川敷に行き、父に会い…
「おふくろには会うな!」と言う。
父も「もう会うこともない」と言う。
台風はいよいよ関東に近づいてきた。
つばさの家庭でも、防災の準備に余念がない。
幼い頃プールで溺れたことのあるつばさに
竹雄は「水には近寄るな!」と言う。
ラジオぽてとでも、初めての台風情報の発信に
みちるも加わっての体勢で挑むことになった。
携帯電話やFAXなどによる地域からの災害報告を
速やかにラジオで実況するつばさ。
川が増水している報告も入った。
つばさは翔太に
「お父さんが避難しているか見に行くように」と言う。
翔太は川に流されていく父をなんとか助けたが
(リハビリと反対の)足を負傷する。
つばさも後から心配して翔太を追ってきた…が
誤って川に落ちてしまう。
足が痛くて動けない翔太の横をすり抜けて
真瀬が川に飛び込んで、つばさを助けた。
溺れたつばさは、真瀬にしっかりと抱きつく。
普段は「イモ」と呼ぶ真瀬も「つばさ!」と呼び
翔太と真瀬の「つばさ!!」と必死に呼びかける声が
暴風雨の中に響き渡る…
川辺にはそんな3人を見つめるみちるもいた。
そして翌日…
台風も去り、無事に元気になったつばさ。
ラジオぽてとに戻って、皆に心配かけたことを詫びる。
すると真瀬の愛娘:優花ちゃんが一番
「つばさが死んじゃう」と泣いていたと告げられる。
みちるも放送室内で真瀬に、つばさのことを
本当はどう思っているのかを尋ねる。
「俺はあいつを必要としている。愛している。」
真瀬のことばは、みちるの悪戯?によって
ラジオぽてと内に一斉放送されて…
つばさの耳にも、翔太の耳にも届いてしまうのだった…

・・・・・・・・・・・・・・・

切ないと書いたけれど、実に内容が盛りだくさんな感じ!

翔太のお父さんの話がメインかと思ったら
話がちょっと予想してない方向に…
いや、前兆はあったけれど(;;)

元は大手商社のエリートビジネスマンだった翔太父。
「浮気や深酒をしなければ上手くいく」と信じて
仕事に打ち込み、家庭を顧みないと言うよりは
完璧な関白亭主だったらしい。
「Jリーガーになりたい!」と言う翔太に対しては
「(運動神経の鈍かった)俺の息子がなれる訳ない!」とバカにし
離婚の際には「結婚したことも子どもをつくったことも失敗だった」と
大憤慨して… 翔太はそんな父を憎んでいた。
しかし、「結婚」したこと「子どもをつくった」ことが「失敗」ではなく
自分自身の不甲斐なさに失望しての発言だったことを
翔太は気付かない…

家族が別れて暮らすことになった最後の日、
(多分初めて)翔太は父とサッカー(というか、球蹴り)をした。
「弱い男になるなよ」と言う父の言葉には頷かなかったが
一緒にサッカーをしたボールを父に預けて
「やるよ。Jリーガー大谷翔太が
 生まれて初めて買ってもらったボール!」
と言って… 念願叶い、Jリーガーになった。
しかしその姿は、かつて優秀なエリートサラリーマンだった
父のひたすら仕事に邁進する姿と重なって見える。
Jリーガーにはなったが、怪我をして戦線離脱している姿と
今はホームレスになっている翔太父…
翔太も父の姿を見て、自分の将来を危惧しているようだ。

で、われらがヒロインのつばさちゃん。
もちろん翔太の怪我のリハビリにはしっかり応援をし
「大丈夫だよ!」と声をかけるのだが…
翔太は少し前から真瀬のつばさに対する気持ちに薄々気付き
自分より真瀬の方が相応しいのではないかと
そんな葛藤も抱えているようだった。
素直につばさを見られない翔太…

翔太視点でも、こんなに(まだあるけれど)あるのに
つばさや真瀬、みちるなど、それぞれの思惑が
台風のように吹き荒れたような今週のお話だった。

来週も目が離せない!

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