2010年2月10日水曜日

「青い城」を読んで

自分の誕生日に自分へのプレゼント?で買った本

 青い城 byモンゴメリ(谷口由美子*訳)角川文庫

幻想的なイラストの表紙とモンゴメリの名前に魅かれ
思わず手にした1冊だ。
『赤毛のアン』で有名なルーシー・モード・モンゴメリ
その人の著書だったので、迷わず購入!
いや、正直に言うと少しは迷った。
というのも、
私の好きな『赤毛のアン』は村岡花子の訳した本
(文庫だと新潮文庫)が好きなので、
角川で出された翻訳本は「いけ好かない」のだった。
でも訳者のあとがきをチラッと読み、
村岡花子訳の『赤毛のアン』の文章を引用しているのを見て
「大丈夫かもしれない」と安心した自分。

なんか前書きが長くなってしまったが、さて読後感。

読み始めた時は、ちょっとどうなることかと思ったが
モンゴメリお得意の?ハッピーエンドだった。

『ハリーポッターと賢者の石』だっけ?
あのシリーズの第1作は…
あれの始まりと似たような出だしで、
つまり主人公のあまりにも幸薄い生活の
こと細かな描写に、ちょっと辟易しながらも
読み進めていくうちに、
いつの間にか自分も物語の世界に入っている感じ。

シンデレラストーリーだと言ってしまえば
それまでだけれども、そのシンデレラだって
美貌や心が美しいとか、運だけじゃなくて、
「私だって舞踏会に行きたい!」という
好奇心があったからこそ前に進めたのだと思うし…
この『青い城』のヴァランシーも
「これからは、自分を喜ばせることにしよう。」と
生き方を変えたからだし…

自分の気持ちに正直に生きるということは
時には親の気持ちに副えないこともある。
子どもの幸福を願っていながら
何が幸せなのかわからない母親と娘…

噂話の好きな人たちと
自分が見たものを信じるヴァランシー。
果たして真実はどうであったのか…

いろいろなエピソードが織り成す伏線、
そして美しい自然の描写!

あっという間に読み終えた。

学生時代に、赤毛のアンシリーズを
次々に買って読んだ時の興奮が
また戻ってきたような気持ちだ。

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